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松永 武
保健物理, 33(1), p.80 - 81, 1998/03
環境中における有害物質の移行挙動を物理的な運搬から化学反応、生物の関与まで広範な立場から考察する標記国際会議が、1997年9月21日~26日の会期により南イタリアのモノポリで開催された。この会議は、地球環境に係わる生物地球化学の各分野間の情報交換を目指した学際的な場である。1973年にまずアメリカで開かれて以来、欧米で隔年開催されている。会議の主要なトピックは、Biogeochemical Processes at Environmental Interfaces,Biogeochemical Aspects of Element Transfer in the Environment,The Role of Microorganisms in Biogeochemical Fluxesであった。主要トピックにおいては、有害微量金属や農薬の環境中での挙動に生物活動や天然有機物がいかに係わっているかが1つの共通課題として論じられた。原研からは、チェルノブイル近傍での事故起因核種の化学的形態と腐植物質との関係と、湖沼集水域におけるCsの流出挙動に関する知見を報告した。
渡辺 勇輔; 林田 一貴; 岩月 輝希; 鈴木 庸平*
no journal, ,
地下に生息する微生物の代謝活動は、地下水の酸化還元状態の形成と維持に大きな影響を与えている可能性がある。特に硫酸還元菌は酸化的物質である硫酸イオンを利用して還元的物質である硫化水素として放出するため、地下の還元環境の形成に大きな役割を担っている可能性があるが、原位置において地下環境中で硫酸還元菌の活性を直接観察した事例は無い。本研究では、深度300mの花崗岩中に掘削されたボーリング孔(09MI21号孔)に生息する硫酸還元菌の原位置培養実験を行い、地下水の酸化還元状態と微生物活動の関係について観察を行った。